ハサミ男

2013年07月26日
社員のつぶやき
 どうも、関西グループのSGです。
今回はお気に入りのミステリー小説の話です

私あまりミステリー小説は読まないんですが、
そんな中、これは何度だって読める、という作品があります

殊能将之(しゅのうまさゆき)さんの「ハサミ男」です

その愛するハサミ男について先日Amazonから、
「電子書籍化されたからお前買うよな?」という旨のレコメンドメールが届きました

文庫を持っているので重ねて電子データを買うのもどうかと刹那考えたものの、
結局今すぐに読みたいとの欲求に負けて「1-Clickで買う」ボタンを猛打した次第です
さすがAmazon抜け目ない

以下に、親愛なるAmazonより本作のあらすじを拝借しました
よろしければご一読ください
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美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」
3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る
自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる

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連続殺人犯が嫌々犯人探しを始めるという、なんとも間抜けで魅力的な幕開け。

そして待つのは驚天動地のラストです。

私は、「ハサミ男」をまだ読んでいない人のことが羨ましくて仕方ありません。
なぜなら、初めて読んだときの驚きをもう二度と味わえないからです。
記憶を無くしてしまいたいとすら思います。

たいへん読みやすい文体で全編にユーモアも散りばめられているので、
ミステリー小説や推理小説をそれほど読まないという方でもすんなり読めてしまうはず。

騙されたと思って読んでみてください。
間違いなく騙されます。

今回Kindle版を一息に、でもじっくりと読み終えました。
紙に乗ったインクであろうと液晶パネルに灯る光点であろうと、
この作品の面白さは微塵も揺るぎません。
文庫でも電子書籍でもどちらでも是非。


最後にこの作品を書いた殊能将之さんについて。
この方、なんと福井県出身とのことです。
関係ないのになんだか誇らしい気持ちです。
ただ、残念なことに、今年の2月に亡くなられてしまいました。
著書は7作と、氏の世界をみっちりと楽しむにはいささか物足りない数ではありますが、
今後すこしずつ読んでいきたいと思っています。
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